【読了】論語と算盤

作成日: 2022年12月28日 / 最終更新日: 2022年12月30日

はじめに

まだ20代前半、その時に自分がどう思っていたかを残したく、ここに記録を残す。
これまでこういった古めの本を読むなんて以ての外だった。
しかし、結構前にHNKの大河ドラマを一瞬だけ見る機会があったり、あっちゃんの動画レコメンドに来たりなんかがあり、この本を買った。

読み始め

読み始めは本当に進まなかった。
数行読むのも大変だった。
何よりも、漢字があんなに大量にあるものを読むこと自体久しぶりだった。
最初は色々良くわからない熟語がでては調べ、を繰り返していた。

中盤/終盤

中盤になってくると、渋沢栄一さんの言いたいメインの部分が分かるようになってきた。
前情報として、あっちゃん動画説明があったからかもしれないがスムーズに読み進めることができたし、共感できる部分も沢山あった。

  • 分相応のことをしなさい
    • 蟹穴主義
  • 仁義道徳を大切にして行動しなさい
    • 道徳の上での富でなければ、それは長く続かない
    • 正しく財を散じなさい
  • 人を見る時は3つのフィルターで考えなさい
    1. 行動
    2. なぜするのか
    3. 何を嬉しく思っているか
  • 学び続ければ、体は老衰しても精神は老衰しない
  • 逆境に出会ったら、それが人為的か自然的なものか見極めて対応しなさい
  • お金持ちは社会における自己の義務を全うし、社会からの恩義を思え
    • 貴族であれ
    • お金を稼ぐことと、社会への貢献は同じことである(正に経済活動)
    • 出来心や見栄を動機としてはならない、もしそうすれば反感を買う
  • お金は正当な活動でもって得られたものでなくてはならない
    • ここでいう正当は仁義道徳から来るもの

初見で印象に残っているのはこれらかなと思う。
世に溢れてるビジネス本や啓蒙書を一冊にした感じであった。

おわりに

また数年後、数十年後に読み返して自分がどう考えるのか楽しみだ。
そして、その時に自分の考えはどう変わっているのか楽しみだ。